白山市都市計画マスタープラン計画策定について
●いつごろから始めるか。
厳しい財政状況から、今期(2007年)より着手は難しい。…となれば検討委員会を設置、協議すべき。
●マスタープラン策定委員会の構成メンバー
マスタープランは基幹的計画はもとより歴史、文化、教育、福祉に至るまで協議が及びます。プラン策定委員の構成メンバーは重要、市民の代表、県、市の職員OB、各産業分野の方々、学識経験者など交えて協議すべき。
●マスタープランにおける農用地保全
合併後いち早く白山農業振興地域整備計画書を策定し、農業振興地域における土地利用の現況と目標が示されています。平成16年では農用地面積は4,916haで10年後の目標として66haの減を予想とし、優良農地の保全に努めていかなければならないとしています。農用地保全と都市計画は相反しており、農地を潰すことにより道路計画や住宅団地、工業商業地が確保される訳であります。
私は、今度の都市計画マスタープランの中に農地保全計画も協議に加え、具体的に数値目標を定めるべきではないかと思いますが………。
●相木野球場
相木地区の区画整理事業が進めば都市計画道路が野球場の真ん中に計画されており、野球場がなくなる訳です。平成24年に野球場整備が目標とされていますが、それは白山市全体として整備、新設するものなのか、現状からの移転なのか。
●千代野ニュータウンの再生
昭和53年に町開きしたころの入居者も今は70歳近くになり、町のようすも変わり、人口も核家族化が進み、千代野小学校においてはピーク時(昭和63年〜平成5年)には児童数1000名を超える県内最大のマンモス校とした時代もありましたが今では347名と1学年1クラスになるのではと心配する声もあります。
私は住民主体の熟成した市街地へとオールドタウン化の問題に対応しつつ、自ら地域再生協議会を設け、国が活用をうながしている街づくり交付金なども視野にいれ、『21世紀のモデル都市』として再生を期するために、本市の10年後を目指すマスタープランの中に入れてほしいと思います。
●松任地区の中心市街地の現況と対応
旧市庁舎移転により、駅前から中町通りまでの整備計画が、民間施設計画にも合わせて、着々と進められています(2007年6月現在)。一方、近隣町裏小路などでは空き家が多いのに驚き、場所によっては定住する街としては惨たんたる現状であります。
そこで本市も今内閣府が進めている、市街地の再生を目指すコンパクトシティ形成を、中心市街地活性化基本計画に基づき、国の財政支援措置を活用し、定住人口促進に向け、考えなければならないと思います。これまでの新市街地を形成する郊外型から都市再生に目を向けた区画整理事業への転換期、まちなか定住促進のためにも新しい事業スタイルを見つけ出し、市街化区域農地のミニ区画整理の義務付けや狭い路地などの街中整備方針を立て、さまざまな課題に取りかかるらなければならないと思う。
環境教育への取組み
教育基本法の改正も2007年6月に決定され、この要旨のなかで特に、心と体の面では「徳育」の重要性を挙げ、従来の教育とは異なる新たな教科と位置づけ、点数の評価はせず、多様な教科書と副教材を機能に応じて使うとあります。環境教育について私は、今私たちが住んでいる周りの環境や、この市が有する「大自然」を副教材として体感し、体験活動をすることにより探究心や心の育成に生かせると思います。市にとってはマイナス面も幾分かあるこの「大自然」ですが、未来を担う子どもたちにとっては、環境教育にプラス財産となる「大自然」なのではないでしょうか。
小学校・中学校学力学習状況調査結果について
国が小学校6年生と中学校3年生を対象に行なった、平成19年度学力学習状況調査報告が発表されました。白山市の場合、中学校においては国語、数学とも全国平均は上回ったものの、石川県平均より1〜3%下回った結果でした。
ゆとり教育について
ゆとり教育が取り上げられて20年、その主眼は詰め込み教育を排するということでありますが、国際調査によると、我が国の小中学校の算数や数学の授業時間数は、国際平均を下回り、学校外での1日平均勉強時間も国際平均を大きく下回っているそうであります。
今、文部科学省において、来年3月に小中学校学習指導要領の改訂が示されるそうですがこのなかで、基礎的知識、技能を活用する学習活動を行うには、現在の授業日数では不十分としています。数値だけでは教育は計れないと思いますが、平均値を引き上げて行く努力や手立ては必要だと思います。
子ども行政の一元化
平成17年に「白山市次世代育成支援地域行動計画」が策定されましたが、これを遂行するにあたり現在の各課、担当係りでは多岐にわたる子ども育成への管制塔機能としては無理があると思う。子どもにかかわる課は事業内容により6つの課に分かれ、行政事務や諸事業を
複数課、複数係りで実施するため、相互の連携や調整手続きに時間がかかり非効率であります。
そこでこれらを一元化することにより、市民にとって分かりやすい窓口の一元化、子どもの情報の一元化による専門スタッフの連携の強化が図れるのであります。
『子ども課』を設け、子どものことは何でもこの課1つの窓口で行う、市民から相談を受け、また提言を打ち出せる組織機構が確立されると思います。
工業団地内の目的ある公園の設置と活用
旭工業団地西部地区の公園設置計画を今までの公園とは違った公園、つまり目的を持った計画で有効利用すべきだと思います。グラウンドゴルフやパークゴルフ場として、工場に勤めている方々が昼休みや就業後にリフレッシュする場として活用し、また周辺地域の方々も利用できるようにするなど、漠然と造るのではなく目的ある公園の設置を提言します。
企業保育について
以前に病院でも保育園設置の希望があるというお話もあったように、多くの企業では子育て支援対策の必要性を感じながら有効な手段がない現状から、本市が幼保一元化政策や保育所民営化の動きのある中で、働きながら育児を続けられる環境を築く上でまた、少子化対策や企業の安定雇用対策の一貫として企業保育を推進していくべきではないでしょうか。
工業団地の立地計画
ご存知のように、地方における自主財源の根幹は固定資産税であり、中でもとりわけ企業立地政策が有効な税収の手段となります。このことは今計画段階ですでに完売の、旭工業団地西部地区整備事業(20.5ha)にともなう税収が2億〜3億見込まれるということは、非常に有効な施策と言えます。新たな工業団地計画は、平成21年までに都市計画マスタープランに示して行くことになると思いますが、いずれにしろ大きな課題となるのが売買単価であります。
私は今後において、これまでの市が買収して工業団地を売り出していくという手法では、公共地の用地収得の評価から、販売価格の他市町との競合に困難を極めることが想定されます。
マスタープランの中で、工業団地の計画区域を示し、地権者主導の区画整理事業による工業団地の整備が適当なのではと考えています。
教育委員会の組織改革
国の中央教育審議会により、教育委員会制度の見直しが提言され、これによる地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部改正が、2007年6月交付、2008年4月より施行されます。この内容は本市においては文化課やスポーツ振興課を市長部局が管理、執行できると
いうものです。私はこれに生涯学習課も加え、市民の多様なニーズを受け止め、総合的、弾力的、効率的な執行が望ましいと思います。
近年、学校教育現場においては、不登校、いじめ問題行動への対応、社会性規律の欠如、基礎学力に低下など、学校だけでの解決が困難な多くの課題に対し、設置主体である市がそれぞれの地域の実情のあわせて効果的に対応する必要があります。又、教育委員会には、予算編成権や条例制定権がなく、独立した行政委員会として主体的、積極的な教育施策の展開に限界があると思われます。この際、法改正に伴い、学校教育に専念することにより、学校現場との意思疎通をはかりながら、密度の濃い学校教育行政を遂行できると思います。