【白山市】過去の白山市議会議員選挙投票率を振り返り

皆さん、こんにちは。白山市議会議員の藤田政樹です。今回は、過去の白山市議会議員選挙の投票率を振り返りながら、投票率の低下が示す課題や、白山市議会議員・白山市議会議員選挙の意義について考えてみたいと思います。選挙は政治に参加する最も直接的な手段であり、白山市がより良いまちになるためには欠かせない仕組みです。一般的な選挙や市議会の役割、そして投票率向上への取り組みについて述べたものですので、どうぞ最後までご覧ください。

1. 白山市議会議員選挙の投票率の推移

白山市は平成17年に市町村合併によって誕生し、同年3月6日に初めての白山市議会議員選挙が行われました。このときの投票率は72.40%と非常に高く、市民の皆さんの関心の高さを示す数字でした。しかし、令和3年2月21日に執行された白山市議会議員選挙では、投票率は54.90%にまで下がっています。わずか10数年ほどの間に、およそ17ポイント近くも投票率が低下したことになります。

投票率の低下傾向は白山市に限った話ではありませんが、市民の声が政治に届きにくくなる恐れがあるという点で見過ごせない問題です。こうした数字は、私たちが改めて「選挙」や「政治」への関心を高め、情報を共有し合う必要があることを示唆しています。

2. 白山市議会議員の役割とは

白山市議会議員は、市民一人ひとりの暮らしに大きく関わるさまざまな議題を市議会で審議し、決定していく役割を担っています。たとえば、道路や公園などのインフラ整備、医療や福祉サービスの拡充、子育て支援施策の充実、防災・減災対策の強化など、生活に密接に関わる分野は枚挙にいとまがありません。

市議会議員は市長や行政側の提案をチェックし、必要があれば修正・改善を求めることで、市民にとってより良い施策が実施されるよう働きかけます。市議会議員がその責務を十分に果たすためには、市民の声を吸い上げる活動が不可欠です。したがって、選挙で誰を選ぶかが市政の方向性を大きく左右するといっても過言ではありません。

3. 投票率が下がることの影響

投票率が下がる要因としては、政治や選挙に対する無関心、忙しさや新型コロナウイルス感染症への不安などさまざまなものが考えられます。投票率が低下すると、下記のような問題が懸念されます。

  1. 市民の多様な声が届きにくくなる
    多くの市民が投票に行かないと、一部の意見や属性が強く反映されることになり、市政全体が偏った方向へ進む可能性があります。
  2. 政策の正当性が揺らぐ
    投票率が低いと、選出された市議会議員や市長に対して「本当に市民の多数が支持しているのか?」という疑問が生じやすくなります。
  3. 政治離れが進むおそれ
    「選挙に行っても変わらない」という声がさらに広がることで、地域コミュニティの活力が損なわれる可能性があります。

4. 白山市議会議員選挙の投票率を上げるために

投票率を向上させるには、一人ひとりが「選挙に行こう」と思うきっかけづくりが欠かせません。ここでは、そのための具体的な取り組み例を挙げてみます。

  1. わかりやすい情報発信の強化
    白山市の広報誌や公式ウェブサイト、SNSなどを通じて、市議会議員選挙や候補者の情報をわかりやすく整理・発信することが重要です。インターネット環境に詳しくない方々にも、紙ベースでの情報提供や説明会を充実させる必要があります。
  2. 若者へのアプローチ
    若年層の投票率が低迷しているのは全国的な課題です。学校や地域での啓発イベント、模擬投票や政治ワークショップなどを通じて、若い世代に選挙や政治の意義を学んでもらう取り組みが求められます。
  3. 期日前投票・不在者投票の利用促進
    選挙当日に都合がつかない方にも、期日前投票や不在者投票があることを周知徹底し、利用しやすい環境を整備することで投票率は向上すると期待されます。
  4. 地域コミュニティとの連携
    町内会や各種団体が中心となり、投票所への送迎や選挙情報の共有など、地域ぐるみで選挙参加を促す活動を行うことで、身近なところから投票を呼びかけることができます。

5. 選挙は私たちの未来を決める第一歩

白山市議会議員選挙は、私たちの生活や将来に直結する大切な機会です。道路整備や防災対策、医療・福祉の充実など、市民の暮らしやすさを大きく左右する政策をどのように進めていくのかを決めるのは、最終的には有権者の一票一票にかかっています。

自分の一票に大きな価値があることを実感し、市政の動向に関心を持ち続けることで、地域に根ざした議論や新たなアイデアも生まれやすくなるでしょう。投票することで、自分の意見を市政に反映させるチャンスが得られます。それが、明日を生きる子どもたちや、これから白山市で暮らそうとする人々にとっても、より良い環境づくりにつながると信じています。

過去の白山市議会議員選挙の投票率が年々下がっている事実は、選挙や政治への関心が薄れてきている可能性を示しています。しかし、その流れを変えるのもまた、市民一人ひとりの行動にかかっています。「選挙は敷居が高い」「めんどくさい」と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、まずは興味を持つことが大切です。各候補者の主張や政策、白山市議会議員の役割を知り、自分の意見に近い候補者を探す作業は、決して無駄にはなりません。

白山市は、豊かな自然と歴史、そして多彩な産業を持つ魅力あふれる地域です。その未来を創るのが白山市議会であり、そこに送り出される白山市議会議員たちです。投票率向上のためにできることはたくさんありますので、ぜひ皆さんも周囲に声をかけながら、次の選挙では投票所へ足を運んでみてください。
投票率を押し上げることで、さらに活気あるまちづくりに出発進行!