【白山市】市議会議員は「ゴール」ではなく「スタート」

皆さん、こんにちは。白山市議会議員の藤田政樹です。前回のブログでは、白山市議会議員選挙や白山市議会議員の役割をいろいろな観点から考えてみました。今回のブログでは、その続きとして、選挙の後も続く「市民とのつながり」と「まちづくりへの参加」の大切さを、もう少し具体的にお話ししたいと思います。

1. 選挙の後こそ重要になる「対話」

前回のブログでも触れましたが、白山市議会議員選挙において投票した後も、市民と白山市議会議員の関係は終わりではありません。むしろ、選ばれた議員が実際に市政運営に携わることで、新たな課題や提案が具体化していく時期にこそ、市民との「対話」がさらに重要となってきます。

  • 地域の声を聴く機会
    選挙期間中はどうしても「公約」や「政策の主張」に焦点が当たりがちですが、当選後こそ個別の悩みや困りごと、アイデアを吸い上げる場が増えます。白山市議会議員が地域を回ったり、住民との懇談会を開いたりすることも多くなるので、そこに足を運び、気になることを相談してみるのはいかがでしょうか。
  • SNSやホームページを活用する
    最近では、白山市議会議員がSNSやブログ、ウェブサイトなどで活動報告や近況を発信するケースが増えています。日常的に気軽にアクセスできるため、遠方の方や時間のない方でも声を届けやすいのが大きなメリットです。投稿に対してコメントをしたり、メッセージを送ったりして議員とコミュニケーションを図ることもできます。

2. 議会を「見える化」する取り組み

前回のブログでも、白山市議会議員の活動内容がもっと市民に伝わりやすくなるよう「わかりやすい情報発信」が必要だというお話をしました。実際、近年は以下のような「議会の見える化」を進める取り組みが少しずつ広がっています。

  • 議会中継や録画配信
    白山市議会では、定例会や委員会で行われる議論をインターネットで生中継したり、後日録画映像を公開したりする試みが進められています。議員がどのように発言し、どのような質疑応答が行われているのかを、リアルタイムや好きな時間にチェックできるのは大きな進歩です。
  • 委員会活動の公開
    本会議だけでなく、白山市議会議員が委員会で具体的な政策を検討している様子も公開されることがあります。財政、教育、福祉、防災など、それぞれの専門分野で市民の生活に直結する議論が行われているので、興味がある分野の議事録や配信に目を通してみるのもおすすめです。

3. 自治会やボランティアと連携した地域づくり

選挙の後、市議会議員とともに地域を動かすもうひとつの大きな力となるのが、自治会や地域のボランティア団体です。前回の記事では「市議会議員は地域コミュニティの育成にも寄与する」という話をしましたが、具体的には以下のような形で協力が進むことがあります。

  • 災害時の助け合い体制づくり
    自治会や防災組織と連携して、避難所の設営や高齢者・障がい者の安否確認などを行う際に、白山市議会議員が行政との調整役を担うケースがあります。日ごろから議員や地域団体が顔を合わせておくことで、いざというときの連携がスムーズになるでしょう。
  • イベントや祭りの協力
    地域の祭りやスポーツ大会、文化イベントなどで、議員が協力して参加者や協賛企業を募ったり、運営をサポートしたりすることもあります。こうしたイベントをきっかけに、住民同士や行政とのつながりが強まり、新たなアイデアや要望が生まれることも珍しくありません。
  • 地域資源の再発掘と活用
    白山市には、自然や伝統工芸、観光資源など魅力がたくさんありますが、地元の人にとっては当たり前すぎて気づきにくいものもあるかもしれません。市議会議員が各地域を回る中で、未活用の資源を見いだして発信したり、行政施策につなげたりすることも地域活性化に大いに役立ちます。

4. 議員同士の連携と「議会全体」で動く意義

市議会議員はそれぞれが独立した立場で活動しますが、一人でできることには当然限界があります。そこで重要なのが、議会内での連携や合意形成です。

  • 会派や委員会での連携
    白山市議会には、複数の会派(共通の理念や政策方針を持つ議員グループ)や常任委員会、特別委員会などがあります。それぞれの議員が得意分野や地域の課題を持ち寄り、議会全体で議論を深めることで、実効性のある施策を打ち出しやすくなります。
  • 越党協力の重要性
    会派や政党の違いを超えて、ある特定の課題に関しては一致団結して取り組むことも市議会ではよくあります。例えば、子育て支援や災害対策などは党派を超えて協力するテーマになりやすく、議員同士が情報交換や連携を強めることでスピード感ある対応が可能となるのです。

5. 市民が主役のまちづくり

前回のブログで強調したように、白山市議会議員選挙は「市民の意思を市政に反映させる」ための大きな節目です。そして選挙が終わった後も、市議会議員はもちろん、市民一人ひとりが主役となってまちづくりを続けていくことが大切です。

  • 情報を取りに行く姿勢
    白山市の行政情報や議会情報は、公式ウェブサイトや広報誌、SNSなどで随時更新されています。積極的に情報をチェックし、興味のある話題にはアンテナを張ることが、市民参加の第一歩です。
  • 意見やアイデアを共有する
    地域の集まりやイベントなど、顔を合わせる機会があれば、積極的に意見を出したり、アイデアを提供したりしてみましょう。白山市議会議員や自治会の方々がその声をキャッチし、次の行動につなげてくれる可能性があります。
  • 次の選挙への意欲
    「投票したけれど、どんな動きがあったの?」という疑問を持たれる方も多いと思います。だからこそ、選挙後の市政や議会の動きをチェックし続けることで、自分の一票がどう反映されたのかを肌で感じられるようになります。これがまた、次回の白山市議会議員選挙への関心につながっていくのです。

前回のブログと合わせて、今回は白山市議会議員選挙の「その後」に焦点を当て、市民と議員の間でどのようなつながりやアクションが生まれるのかを考えてみました。選挙はゴールではなく、むしろスタートと言えるでしょう。市議会議員は当選後も地域を歩き回り、自治会やボランティア団体と協力しながら、まちづくりを進めていきます。

ここで大事なのは、白山市議会議員だけが頑張るのではなく、あくまで市民と一体となって「白山市をより良くする」動きをつくっていくことです。情報を共有し、意見を出し合い、困りごとがあれば早めに相談する――これらを少しずつでも積み重ねることで、まち全体が活性化し、次の市議会議員選挙にもポジティブな流れが生まれると思います。

私も市議会議員として、これからも地に足をつけて地域を回り、皆さんからの声に耳を傾け、白山市の発展に尽力してまいります。