皆さん、こんにちは。白山市議会議員の藤田政樹です。このたび2月16日に行われた白山市議会議員選挙において、3,455票という多くのご支持をいただき、当選の栄誉を賜りました。まずは、その温かいご支援とお力添えに、心より御礼申し上げます。定数21名のところ25名が立候補し、うち9名は新人という激戦の中で、私が9期目(77歳)という年齢ながらも再び市政の場に立たせていただけることを、大変ありがたく感じております。
私はこれまで8期にわたり、白山市(合併前の旧松任市も含め)で議員活動をさせていただきました。その間、幾度となく時代の変化や社会情勢の波に直面し、市民の皆様が求めるものも多岐にわたって変化してきたと実感しています。子育てや教育環境の整備、高齢者福祉や医療体制の充実、さらには防災・減災対策や交通網の改善など、現場の声を細やかにすくい上げながら、少しでも市民の皆様のお役に立てるよう努力してきました。しかし、その取り組みだけではまだ十分ではない、と痛感している部分もございます。
今回の選挙活動では、若年層から高齢者の方まで、本当に幅広い世代の皆様から貴重なご意見を頂戴しました。若い世代の方々は「白山市をもっと魅力的にして若者が住み続ける環境を整えてほしい」「子育てと仕事を両立しやすい社会にしてほしい」といった声を、多く寄せてくださいました。また、高齢者の方々からは、買い物や通院の利便性、医療・介護のさらなる整備、地域コミュニティの見守り体制などに関する切実な要望が聞かれました。どちらも白山市にとって重要な課題であり、急速に進む少子高齢化の現状に対応するには、これまで培ってきた経験だけでなく、新しい発想や柔軟な体制づくりが不可欠だと感じています。
今回の選挙戦は、新人候補も含め多くの方が熱い思いをもって立候補されたことで、私自身も初心を思い出す機会となりました。新しい風を吹き込む議員の方々との連携や世代間交流は、市議会全体の活性化につながるはずです。私も9期目という立場に甘んじることなく、より一層の研さんを積み、若い世代の議員との協力関係を深めてまいります。長い議員生活で得た人脈やノウハウを生かしながら、時代の変化に合わせて挑戦を続けることを惜しまず、前進する所存です。
もちろん、市民の皆様の「暮らしやすさ」を最優先する姿勢は、これからも変わりません。白山市全体が安心して子育てできる環境や、シニア世代が元気に活躍できる「みんなにやさしいまちづくり」の促進に向けてがんばります。
また、私たちの白山市は素晴らしい自然や伝統、文化に恵まれています。世界ジオパークにも認定された白山手取川ジオパークの魅力や農産物、観光資源、伝統工芸など、地域が持つ強みを活かした産業振興は、今後ますます重要なテーマとなるでしょう。内外からの交流人口を増やし、地域のにぎわいを生み出すために、市民・行政・議会が一丸となって知恵を出し合い、魅力的な施策を形にしていきたいと思います。
今期は、私にとって新たなステップであり、同時にこれまでの議員経験を総合的に生かす集大成のタイミングでもあります。市議会議員という立場は、市民の皆様の声を行政へと繋ぎ、市政の方向性を共に模索する大切な役目だと再認識しております。いただいた3,455票の重みを胸に、これからも決して気を緩めることなく、皆様の期待に応えるため尽力していく所存です。
最後になりますが、選挙戦を支えてくださった事務所スタッフやボランティアの方々、そして街頭やあらゆる場面で応援し、声をかけてくださったすべての皆様に、改めて深く感謝申し上げます。77歳という年齢でも、まだまだ頑張れるという自信と力を皆様から授けていただきました。これからも白山市の未来を見据えながら、市民の皆様の幸せに寄り添う政治を貫いてまいりますので、今後ともよろしくお願いいたします。